こんにちわ、かるみあです。
今日はビジネスをやる上での考え方のお話です。
みなさんは何のためにブログを書いたり、
情報を発信していますか?
俺は「お客様のために」書いています。
なになに?
何かいきなり語りだしたけど・・・怪しい!www
と思った方は、まずはこちらをご覧ください。
俺は一番最初に「駅員」として働いていました。
運輸業であり、サービス業、接客業でもあります。
初めて就職したこともあって、
「会社のルールは絶対だ!」と思っていたんですよね。
確かにルールは大事です。
ですが、何のためにルールが存在しているのか?
それは「お客様」のためなんです。
しかし「ルール」に囚われすぎて、
お客様をないがしろにしてしまうのは
本末転倒なんですよね。
何が言いたいのか。
「本来の目的ではなく、ルールや手法に惑わされていませんか?」ってことです。
目的があっての手段です。
俺なんでこんな事やってるんだろ・・・
って思っているなら
それは「本来の目的が分かっていない」
または「忘れてしまっている」状態です。
何のためにやってるのか、
もし分からなくなってしまったら
一度、立ち止まって考えて
「俺何のためにやってるんだっけ?」
「ああ、そうだった。○○のためだ!」
と、気づくことが出来ます。
では
「俺がジャニーズを助けてMステに出させてあげた話」です。
駅員としての日常
俺は初めての就職先で、駅員として働いていた
ようはあれだ。
改札口の横にいる人。
普段何してんの?って思う人も多いと思う。
仕事の内容は、主にお客様へのご案内だ。
みなさんも、一度は利用したことはあるはず。
○○駅へどうやって行くんですか?って聞かれたり
○○行きは何番線ですか?って聞かれたり
乗り越し精算をしたり
お客様の落とし物を探したり
逆にお客様の落とし物をお預かりしたり
周辺の施設の案内や
トイレを借りたいお客様を通したり
ほかにも色々裏でやってるけど、ザックリいうとこんな感じだ。
お客様が来たらご案内したり、応対をする。
それが俺の仕事。
怪しい少年
俺が「ジャニーズ」を救った時
この日もいつも通りの日常、改札口でご案内していた
時間は15時。
学校が終わる時間。
近くにある学校から、学生たちが帰ってくる。
いつもの光景。
いつもの日常。
これから電車に乗る人には
「ありがとうございまーす」
改札を出た人には
「ありがとうございまいましたー」
そんなテンプレ挨拶を繰り返す。
15時。俺にとっては悪魔の時間。
俺は眠気と闘いながら、学生たちを眺めて挨拶をしていた。
すると・・・
1人の学生が、俺のいる改札窓口へやってきた。
少年「すみません」
俺はいつも通りのセリフで返す
俺「はい、どうしました?」
中学生くらいの男の子。
モテそうな可愛らしい顔をしていた。
すると男の子は
少年「六本木に行きたいんですけど・・・」
「財布を忘れて、お金が無くて・・・」
「なんとかなりませんか?」
と俺に言ってきた
基本的にこういった申し出には、対応にはしない。
何故なら「タダ乗りさせてくれ」って言われているわけだ。
みんなお金を払っているのに、俺だけ乗せろ!ってのは
いくらなんでも虫がよすぎる。
俺はいつも通りのテンプレ対応で、その男の子に返答する
俺「申し訳ございませんが、そのような対応は出来ません」
すると男の子は、必死に俺に食らいついてきた。
少年「お願いします!どうしても六本木に行かないと・・・!!」
「間に合わなくなっちゃう・・・どうしよ・・・」
相当、焦っている。
とりあえず俺は、理由を聞いてみることにした
俺「何しに六本木に行くの?」
少年は答える
少年「Mステに出るんです」
ん?
良く聞こえなかった。
いや、聞き間違いか・・・?
今確か「Mステ」って聞こえたような・・・
何言ってんだこいつは。
バカにしてんのか?笑
俺は聞き返した。
俺「え? Mステ?」
少年「はい、Mステです」
「ミュージックステーションです」
いや、それは知ってるわw
毎週金曜の20時にやっている音楽番組だ。
なんでお前がMステがどうのって言ってくるんだ。
ちょっと何言ってるか分かんない。
俺は理解が出来なかった。
俺「Mステって、あのMステ?どゆこと??」
少年「実は僕・・・ジャニーズやってて、今日収録があるんです」
「だけど、お金忘れちゃって。財布取りに行く時間がないんです」
「今から行かないと間に合わなくて・・・」
「お願いします、何とかなりませんか」
・・・・は?
・・・・・ジャニーズ?
・・・・・・マジかよ。
え、なに、ホントにMステ出んの?w
俺はジャニーズの事、良く知らないけど有名な子なのかな?
しかし、
誰であろうとルールはルール。
基本的には、このような対応を断るのが「会社ルール」
さっきも言ったが、
ようは「タダ乗り」になるからだ。
しかし、
どうしても、という場合のみ「事情気の毒」という対応が許されていた。
「緊急性」が高い
「重要度」が高い
判断の明確な基準は無いが、駅員本人が独断で判断する。
そして対応したお客様の情報をノートに書くのだ。
なんでここまで対応を嫌がるかというと。
答えは簡単。
自腹になるから。
もちろん、お客様には
「あとでちゃんと払いに来てね」と促す
返してくれた場合は、こっちが自腹切らなくて済む。
しかし実際、あとで払ってくれる人は少ない。
俺は正直、悩んでいた。
いやー・・・どうするかな。
確かに焦ってはいるけど・・・
財布だって取りに行くか、
誰かに借りれば良くね?
俺は男の子に、対応を続ける。
俺「友達に借りるとか、財布を取りに行くって出来ないの?」
少年「友達もみんな帰っちゃったし、家まで取りに行ってたら間に合わなくて・・・」
俺は悩んだ。
実はこういう対応をすることは良くある。
1人だったら、せいぜい何百円だが、
チリも積もれば何とやら。
返してもらわないと、
自腹金額が結構バカにならない金額になるのだ。
だから基本的には対応には応じない。
だって給料から天引きになるんだぜ?
汗水流して働いた、お給料様から、
見ず知らずの奴のために払うなんてまっぴらゴメンだ。
でもなぁ・・・
凄く悩んでるし、
かなり焦っている様子。
逆恨みされても嫌だし、
何か本当に可哀想に思えてきた。
これ以上、
俺は冷徹になれないなぁ。
しゃーない・・・
対応してあげるか・・・。
そう決めた俺は、対応に応じることにした。
俺「うーん・・・じゃあ、そういう事情なら仕方ないね・・・」
「今回だけ特別に通してあげるけど、ちゃんと返しに来ること。」
「それを約束できるなら、いいよ」
俺は仕方なく、
今回だけ対応してあげることにした。
俺「じゃあ、名前、電話番号、住所をここに書いてくれるかな?」
少年「はい、分かりました」
少年は素直に、
自分の名前と住所、電話番号を書いた。
俺は名前に引っかかった。
ん?ハーフなのかな・・・?
珍しい名前だ。
ジャニーズで珍しい名前か・・・うーんわからん笑
全然詳しくないからなぁ。
ジャニーズって言ってたけど、
まだメジャーデビューしてないのかな。
明らかに中学生っぽいし。
しばらくして、
少年は一通り書き終わり、ペンを置いた。
俺「じゃあ、降りる駅にも伝えておくからね」
「ちゃんと後で払いに来るんだよ」
少年「はい!必ず払います!ありがとうございました!」
そうして「ジャニーズ少年」は
笑顔で改札を抜けていった。
俺はそのあと、降りる駅にも連絡。
俺はいつもの仕事に戻っていった。
マジでMステに出てた。しかもその少年は・・・
「ジャニーズ少年」を救って
しばらく経った、20時。
たまたま休憩時間と
「Mステ」の時間が被っていたので、
俺は「Mステ」を見ることにした。
俺は内心、
「ほんとに出てんのかな・・・?」
と疑いのまなざしを向けて、テレビを見ていた。
最初にアーティスト紹介。
今日、出演するアーティスト全組が紹介される。
しばらくすると
「ジャニーズ」のあるグループがタモリさんによって紹介された。
タモリ「はい、続いてはSexy Zoneでーす」
Sexy Zone「宜しくお願いしまーす!」
あれ・・・・?
俺は目を疑った。
そこにあの少年はいた。
俺が救った少年は「マリウス葉」だった。
俺「マジかよ・・・マジで出てるじゃん」
「しかもSexy Zoneって俺でも知ってるぞ・・・」
「え、ヤバくね?wwww」
出てた。
ホントに出てた。
画面の向こうには、
さっき俺が救った「マリウス葉」の姿がそこにあった。
正直、ビックリした。
俺は下積みしてるジュニアかなんかだと思っていた。
後ろで踊ったりしてる子なのかな?って思っていた。
ガッツリ、メジャーデビューしてんじゃねーかwww
スゲーな俺。
とんでもない子を救っちまったのか。
いやー良かったなぁ。
出ることが出来て。
もう、こんな事無いようにな。
俺は
「ちゃんとあとで払いに来いよー!」
と、心の中で画面の向こうで歌っている
「マリウス葉」に俺は語りかけ、
Mステを見ながら、晩飯のカレーを食べた。
次の日、「マリウス葉」は
ちゃんと払いに来てくれた。
マリウス葉「ありがとうございました!助かりました!」
俺「テレビ見たよ!間に合って良かったね!」
「今後は無いようにね!」
マリウス葉「はい!ありがとうございました!」
そうして「マリウス葉」は学校に向かっていった。
俺は、通してあげて良かった、と
本気で思った。
本来の目的である、「お客様のために」を忘れていた。
サービス業である以上、
お客様にサービスを提供するのが
俺の仕事。
それを「会社のルール」に囚われすぎてしまっていた。
もし、通してあげなかったら
「出演に間に合わなくて、クレームになっていたかもしれない」
それでは本来のサービス業ではない。
本末転倒になる。
それを俺は学ぶことが出来た。
こちらこそありがとう、マリウス葉。
俺も勉強になったよ。
大事な事を学んだ
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
ウソっぽく見えますが、実話です笑
あの時は本当にビックリしました。
そして学んだことがありました。
それは「本来の目的を忘れてはいけない」ことです。
自分が「何のためにやっていることなのか?」を
考えなくてはいけません。
俺はあの時、
自腹を切る覚悟をしてまで行動をしました。
それはお客様の為に行動したわけです。
マニュアル通りにやっていたらいけない事もあります。
お客様の為のサービス業であるのに、
ルールに縛られ、お客様をないがしろにしてしまう。
これでは満足させるばかりか、嫌われてしまい
本末転倒な結果になってしまいます。
冒頭でも述べましたが、
会社に勤めている以上は「ルール」があります。
しかし「ルール」に囚われすぎてしまって、
本来の目的である「お客様のため」を忘れてしまうと
本末転倒になってしまいます
仕事、とは何のためにあるのか?
目的と手段は逆になってはいけないのです。
例えば
・ブログ100記事を書くぞ!→何のために発信しているのか?
・目的があやふやなのに、ツイッターでリプ飛ばしたり、フォロワー増やしたりする→何のためにやっているのか?
目的があってこその、手段です。
俺は
正しいネットビジネスの知識を発信して、
正しい知識を身につけてもらい、
正しく実践すれば、稼げるようになる。
なかなか成果が出ない方や
どうやって発信していくのか分からない方の
悩みを解決する。
という目的があって、
その為の記事を書いたり、発信するという手段を使っています。
なので、キチンと目的が定まっていないと
「俺は何のために始めたんだ?」
と自己嫌悪に陥ってしまうのです。
なので、
しっかりと目的を持った上で、
手段を使って行動してみてくださいね。
今回はそんなお話でした。
ありがとうございました!
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